グッドイヤーが提案しているクーパー・タイヤ&ラバー社の25億ドルでの買収。
パターソン氏はグッドイヤー・アジア・パシフィック社長であったが、今後は事業統合担当上級副社長を務める。
グッドイヤー中国のジェネラル・マネージャーであるナサニエル・マダランは、パターソンの後任としてグッドイヤー・アジア・パシフィック社長に就任する。 両氏の任命は即時有効となる。
グッドイヤー社長兼CEO兼会長のリチャード・クレイマーは、パターソン氏はシニアリーダーとして、「株主、顧客、消費者、従業員の利益を最大化するために、グッドイヤー・タイヤ買収の統合を主導する」ための深みと経験を有していると述べた。
「ライアンは幅広いグローバルな視野を持つマーケットリーダーである。 彼は、アジア、北米、中南米で指導的地位にあり、製造業を含むエンド・ツー・エンド・ビジネスのあらゆる側面を理解し、当社の顧客を熟知しており、多くの中核市場でグッドイヤーの戦略の最高責任者を務めてきた。」
パターソン氏のリーダーシップ・スキルが、マダラン氏の新たな役割への準備に役立ったという。
「ナットは、アジア太平洋地域とタイヤ業界を深く理解した顧客重視のリーダーです。 「グッドイヤーの中国事業のシニアリーダーとして、ナットはこの重要な市場におけるグッドイヤーの流通モデルの再構築に尽力し、グッドイヤーの直接小売ビジネスモデルの設計と立ち上げにも貢献した。
「中国市場は引き続きグッドイヤーにとって最優先事項であり、ナットは中国とその地域全体の成長を推進する上で非常に有利な立場にある。
買収の一環として、グッドイヤーは中国にあるクーパー社のタイヤ製造工場2つを引き継ぎ、同国におけるグッドイヤーのプレゼンスはほぼ倍増する。
アジア太平洋地域担当以前は、パターソン氏は北米グッドイヤーの消費者事業の社長を務め、同社の消費者戦略の策定と高価値セグメントへの注力を担当した。
グッドイヤー社によると、彼は北米における統一流通モデルの導入を支援し、ディストリビューターやディーラー向けにeコマース販売を促進するGoodyear.comを立ち上げた。
2008年よりグッドイヤーに勤務するマダラン氏は、グッドイヤー・アジア太平洋地域の財務担当副社長を務め、それ以前は、中国におけるグッドイヤーの消費者事業の副社長および中国におけるグッドイヤーの財務責任者を務めた。
また、プロクター・アンド・ギャンブル社で中国とASEAN地域に勤務した経験もある。
Tire Business