売上高世界第7位のタイヤメーカーであるハンコックタイヤ&テクノロジーは、昨年から中国の電気自動車会社NIOのモデルにタイヤを供給している。
2020年から、ハンコックタイヤはNIOのES6とEC6のSUVモデルに高性能タイヤVentus S1 evo 2を供給すると、同社は声明で述べた。
同社は供給契約の正確な期間や金額については明らかにしていない。
過去10年間、ハンコックタイヤはアウディのセダンA3、A4、SUVのQ3、Q5、Q7、SQ7、Q8、SQ8に純正タイヤ(OE)を供給してきた。
自動車メーカーへのOEタイヤ供給は、タイヤメーカーにとって大きな収益にはならないが、大企業からの顧客確保は、タイヤメーカーのブランドイメージの向上、ブランド認知度の向上、ひいては製品価格の上昇につながる。
タイヤメーカーにとっては、補修用タイヤ(RE)をアフターマーケットで販売する方が収益性が高い。
世界的なブランドイメージを高めるため、タイヤメーカーはアウディ、BMW、メルセデス・ベンツ、ポルシェを含む約50の外国自動車メーカーの320台の車両に製品を供給している。
2020年通期では、COVID-19の大流行の中、純利益は前年同期の4296億ウォンから10%減の3852億ウォンとなった。
ハンコックタイヤの総収入の80%以上は海外からのものである。
同社は韓国に2工場、ハンガリーに1工場、米国に1工場、中国に3工場、インドネシアに1工場の計8工場を有し、総生産能力は1億200万本である。